「まるごと食べられる薔薇」
薔薇のコンフィチュール「ささやき」は、有機栽培で育てられたバラを使用しています。
防腐剤などの化学物質や合成香料、白砂糖など一切使っておりません。安心して食べていただくことができます。元々コンフィチュールとは、フランス語ではジャムを指しますが、「ささやき」は従来の果物を煮詰めたジャムとは違います。より素材を風味よく保存するという意味のconfit(コンフィ)されたものとして、糖度を抑え、薔薇の花びらを潰さずに残し、スルーティーな薔薇そのものを味わうというコンセプトで誕生しました。「ささやき」は“まるごと食べられる薔薇です。
「ささやき」の薔薇色は“花びらそのまま”の色
一般的な薔薇ジャムは、透明なゼリーの中に、数枚の花びらが浮かんでいるものです。
「ささやき」はこれらとは一線を画し、薔薇の花びらがまるで花開くようにとじこめられています。瓶を開けると、本物の新鮮な薔薇の香りがふんわりと漂い、口に含めば薔薇の豊かな味わいが楽しめます。あとに残るかすかな渋みと苦みの複雑な自然の味は、まさに旨みがわかる大人の女性のための贅沢。見た目も鮮やかで、薔薇本来の甘い香りが口の中にひろがり、これまでにないほどの至福の時がおとずれることでしょう。
私達の薔薇へのこだわり
薔薇は、太古より世界中で香水や化粧品に加えて愛されてきました。台湾にある私たちの薔薇農園「大花農場」では
“薔薇はたべるもの”として栽培期間中農薬不使用、有機栽培を徹底し有機認証事業者として認証取得もしています。
時間をかけて基本の土づくりから丁寧に行いました。素晴らしい生命力を宿した土壌の下で、生物農薬や有機肥料さえも使わずに、より自然な有機栽培を目指しました。剪定した枝や葉、雑草は捨てる物ですが私たちの農園では堆肥になります。
初めの頃は害虫駆除と対策で試行錯誤の連続で、なかなか効果のある方法が見つかりませんでした。しかし長期間の苦労の末、雑草だらけの周りで美しく咲く薔薇からヒントを得て自然生態系のバランスを保つ方法を見つけました。
それは、主に薔薇を食べてしまうアザミウマ(アザミウマ目(Tysanoptera)虫の総称 )の大好物の雑草を除草せずに、そのままにしたことで、アザミウマは薔薇を食べなくなったのです。虫の死骸や排泄物も最も良い堆肥となり、薔薇の株が強く、より美しく、香り高く咲くようになりました。自然と生態系を守り、環境に配慮しながら育てるという自然の循環サイクルを回す究極の有機栽培こそ、大花農場が最も大切にしていることです。
今ではこの地域は台湾随一の冬薔薇の産地として知られるようになりました。長い歳月をかけて50~60種類もの薔薇を栽培し、どの品種が最も農場の土地と気候に合うのか研究も進めてきました。私たちの農場では、香りの豊かさ、味、栄養価、すべてにおいて優れた「まるごと食べられる薔薇」を作ることに成功したのです。
大花農場で大切に育てられて薔薇で作られたコンフィチュール「ささやき」を、自信を持って皆様にお届けいたします。
薔薇のコンフィチュール「ささやき」 Confiture de Rose
受賞歴
「神農賞」は、台湾で農業界の“アカデミー賞”と呼ばれている権威ある賞の一つです。
この賞は政府(行政院農業委員會)が専業農家を育てて、台湾の農業を発展させるために設けられました。
1983年に、優れた10人の農業家を顕彰したころから始まっています。
「神農賞」 は、台湾の人々に農耕の伝統と技術教え、生活の基礎を伝承し安定した生産、強固な基礎を築く事を忘れずに感謝する意図の他、五穀豊穣と農業繁盛への祈りも込められています。